こんな夢を見た..夏目漱石「夢十夜」をなんと「琵琶」の響きとともに「謡い」で味わうという企画です。
⚫︎日時:2023年 7月16日(日) 18:00~21:00
申し込みはPeatixから: https://peatix.com/event/3580420/view
⚫︎参加費:
・「油や」リアル受講: 6,000円 文学講座+唄いの体験付
・オンライン受講/後日配信: 3,000円 文学講座
イベント紹介
◉真夏の夜に味わう「怖〜い話」 <潜在意識の世界へ / 夏目漱石『夢十夜』> (講師:能楽師・安田登さん)
《第一部》 漱石と能
●導入
夏目漱石が「能」を習ったことによって、その作品がどう変わったのか。漱石が習ったのは「下掛(しもがかり)宝生(ほうしょう)流」の謡。まさにゲスト講師である安田登氏の属している流派です(ワキ方)。
●レクチャー&対談
ワキとは何か
能の構成と『夢十夜』第一夜の構成
『草枕』と能の謡 など
●実演
参加者の皆さんと一緒に謡を謡う
『夢十夜』第一夜
《第二部》 『夢十夜』の世界
●レクチャー&対談
夢の売り買いをした昔の日本人と漱石とほぼ同時代に出た『夢判断(フロイト)』
『夢十夜』について(『夢十夜』の身体性)など
●実演
『夢十夜』第三夜
『吾輩は猫である(餅の段)』
■ゲスト講師:安田登
下掛宝生流能楽師。1956年千葉県銚子市生まれ。高校時代、麻雀とポーカーをきっかけに甲骨文字と中国古代哲学への関心に目覚める。 能楽師のワキ方として活躍するかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を、東京(広尾)を中心に全国各地で開催する。 著書に『あわいの力 「心の時代」の次を生きる』、シリーズ・コーヒーと一冊『イナンナの冥界下り』(ともにミシマ社)、 『能 650年続いた仕掛けとは』(新潮新書)、『あわいの時代の『論語』: ヒューマン2.0』(春秋社)など多数。
■読書案内人:河野通和(こうのみちかず)
「河野文庫」主宰。編集者・読書案内人。1953年岡山市生まれ。大学卒業後、中央公論社(現中央公論新社)に入社し、「婦人公論」「中央公論」編集長を歴任。その後、新潮社で季刊誌「考える人」編集長を務め、2017年4月、株式会社ほぼ日入社。「ほぼ日の学校」を立ち上げ、2021年10月まで学校長を務めた後、退社。現在は京都橘大学客員教授兼「たちばな教養学校Ukon( うこん)」学頭。著書に、『言葉はこうして生き残った』(ミシマ社)、『「考える人」は本を読む』(角川新書)がある。参加費: