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追分ビエンナーレ 2016

2016.09.09

「追分ビエンナーレ」

9/9(金)〜9/26(月)

会場 : 信濃追分文化磁場「油や」敷地内
入場無料(館内営業は11:00AM〜5:00PM/火・水定休日)

主催 : NPO法人油やプロジェクト

協賛 : 追分コロニー
後援 : 軽井沢町、軽井沢町教育委員会、長野県、長野県教育委員会、NHK長野支局、毎日新聞長野支社、信濃毎日新聞、FM軽井沢、西軽井沢ケーブルテレビ

出展作家:縣孝二 ・ 片桐晃憲 ・ 木村仁 ・ 志村陽子 ・ 高村牧子 ・ 中谷欣也 ・ 森千香子(アイウエオ順)

「追分」とは、道が二つに分かれる部分のことだ。信濃追分は中山道と北国街道の分岐点。追分という言葉は私に歴史の中での人々の出会いを想起させる。 また近代以降、信濃追分には都会の喧噪を逃れ清涼を求める文筆家たちが集った。この歴史のある場所で美術・工芸など造形表現を試みる作家たちによる「信濃追分ビエンナーレ」が開催される運びとなった。 単なる個々の作家たちの発表の場ではなく、造形作品を結節点に「作った人」「見る人」「地元の人」「休暇で訪れた人」という目的も意図も異なる人々が新たに出会う場所になることを企図している。その出会いが、作品、風景、歴史という道具だてと「そこにいてそれらを自在に感じる自分」という一期一会の物語を織ってゆく。 造形/作品は他者の眼という媒介によって初めて成立する。言い換えれば、時代という流れを共に渡ってゆく「同行者の眼」と邂逅することで作品はその場に存在し一瞬の光を放つ。 堀辰雄が王朝文学から想を得て『かげろふの日記』を書いたのが油やであった。それは日本人の奥底に眠る豊かな夢を言祝ぐ稀な場所なのだ。 それが信濃追分ビエンナーレという場所であり、さらにその場所が信濃追分宿というエリア全体に広がってゆくことを私は強く望んでいる。 作家代表 森 千香子

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