アーティスト・イン・レジデンス

「文化磁場油や」で「アーティスト・イン・レジデンス」しませんか?

軽井沢・追分「文化磁場油や」でのアーティスト・イン・レジデンス

昭和の時代に堀辰雄・立原道造・加藤周一に代表される文士・知識人たちが好んで執筆に利用した「油屋旅館」は、江戸時代に中仙道追分宿で脇本陣であった歴史をもちます。
「油屋旅館」は、残念ながら平成になって廃業となりましたが、その建物を保存・活用して文化活動(本・アート・クラフトなど)を行う「NPO油やプロジェクト」が平成24年に発足しました。「文化磁場油や(以下、「油や」)」は元旅館の部屋で素泊まり(「油やStay」)も出来きます。この「油やStay」のアーティスト版が「油や」でのAIRです。
アーティストに追分に来てもらい、四季の自然に触れ自由な時間を過ごしながら作品を制作してもらう「アーティスト・イン・レジデンス」活動には最適の場所だと思います。
「芸術家が追分に集まる」 という発想は、追分ゆかりの詩人で建築家の立原道造が構想した「浅間山麓に位する芸術家コロニイの建築群」に遡ります。
「油やのアーティスト・イン・レジデンス」は、立原道造が夢見た壮大なコロニイ構想を現代の時空間で再解釈し未来志向のプロジェクトとして引き継いでいこうという活動でもあります。

アーティスト・イン・レジデンス(AIR)とは?

アーティスト・イン・レジデンスとは、アーティストが異なった地域文化や環境に滞在し創作活動を行うことです。創作的な活動をする人は誰でもアーティストであるということから、コロナ禍のなかでリモートでの新しい「働き方」としても注目されています。われこそはアーティストとして「油や」で創作活動をという方は、どなたでも大歓迎です!

アート部屋

2017 -2018版画プロジェクト

2017 -2018版画プロジェクトきっかけは大きな版画プレス機が「油や」に運び込まれてきたこと。版画作家さんに「油や」に滞在してもらい、「アーティスト・イン・レジデンス」で版画を制作してもらおうという話になりました。「信州・信濃追分にちなんだ版画を作りませんか」と声かけを始め、2017-2018年」の2年間で合計10名の作家さんたちが「油や」に滞在して計40点の版画作品を制作してくれました。

2018 歴史回廊アートプロジェクト

2018 歴史回廊アートプロジェクト2017年にスタートした版画プロジェクトに加え、創作する作品群の多様化を目指し、2018年に開始したのが歴史回廊プロジェクトです。「文化磁場油や」の廊下と部屋を 現代アートの展示場所として演出。地域住民や一般来館者に広く解放し、作品を楽しめる場所にする。油や 回廊 Art Project 沙庭ディレクターでありアーティストのナカムラジン氏がコーテディネートを担当。2名の招聘作家が「油や」に滞在しながら現場で作品を制作しました。

2019-2020演劇プロジェクト

2019-2020演劇プロジェクト「演劇版アーティスト・イン・レジデンス」という企画で、2019-2020の2年間、各2週間にわたって劇団TCアルプの二人の俳優さん(近藤隼、草光純太)が「油や」に滞在して劇のセレクションから始まってセリフの練習まで、そして最終日に発表会を行いました。
選ばれた演劇は「A Walk in the Woods(森の中の散歩)」。ブロードウェイでも上演された作品です。作品は「油や」で企画・上演され、2019年には上田、2020年には松本でも上演され全国ツアーに発展していきそうです。

2021年AIRプロジェクト

2021年AIRプロジェクト2017年かっら実績を積んできている「油や」でのAIR事業ですが、2021年は、1)GW期間中の「演劇AIR・詩劇「響きと怒り」女優・万里紗のモノローグ劇、2)「NAGANO ORGANIC AIR」 渡邉尚、儀保桜子、ワークショップ「カラダのことがよくわかるようになる倒立WS(5/22(土)、23(日) )」、3)「TCアルプ俳優による朗読劇AIR」 翻訳者:万里紗、企画者:近藤隼、夏~秋に実施予定(日程など詳細決まり次第HPなどで発表)